Search


Category Archives

2007年07月11日

エイズ

ちえさ、思うんだけど最近エイズの話題って少ないよね。

確かに医療の発達で感染しても長期間生きる事が可能となったけどまだ完治する事はできないんだよね。

だから今日はエイズについて皆に理解して欲しいと思うので簡単に説明しま~す。

・エイズとは
 エイズ(AIDS:Aquired Immune Deficiency Syndrome.後天性免疫不全症候群)はヒト免疫不全ウイルス(HIV:Human Immunodeficiency Virus)に感染した結果,免疫のシステムが壊される病気。免疫力が低下するため,健常な状態なら感染しないような病原菌にも簡単に感染・発症するようになってしまう。

 HIVに感染してから2~3週間くらい経過したころに,初期症状として高熱・筋肉痛・頭痛・リンパ腺の腫れなど風邪に似た症状が現れる。

 この初期症状は2週間ほど続いた後,いったん消えてしまう。その後10年ほどは特に自覚症状もなく,スポーツや仕事にも影響はない。この状態にある感染者を「無症候性キャリア(AC:Asymptomatic Carrier)と呼ぶ。

 しかし,感染から7~8年が経過すると免疫機能もかなり衰え,次第にさまざまな症状が現れてくる。多くの場合,リンパ腺の腫れ・高熱・下痢・倦怠感・カンジダ(カビの一種)・帯状湿疹(水ぶくれ)などが見られるようになる。このような状態の感染者は「エイズ関連症候群(ARC:Aids Related Complex)」と呼ばれ,エイズ発症の前段階と見なされるので,エイズ患者とは診断されない。

 HIVが免疫機能を破壊しつづけた結果,免疫システムが機能不全になった段階で,カリニ肺炎・カポジ肉腫・サイトメガロウイルス感染症などの症状が現れると,この段階でエイズ患者と見なされることになる。

 エイズを発病すると,健常な状態ならば感染しないような病気にも次々に感染する日和見感染を呈する。HIV自体は脳症などの神経障害を引き起こす。

・CD4
 HIVが感染・破壊するリンパ球「ヘルパーT細胞」が持っている成分で,免疫機能を計る目安になる。

 健康な成人のCD4は血液1立方ミリメートルあたり1000~1500。ARCになると500以下まで落ちる。エイズ発症の目安となるのは200以下から。

 アメリカではCD4が1度でも200を切ったら「エイズ発症」と見なしているが,日本ではCD4よりも日和見感染症をエイズ発症の指標疾患としている。

・感染経路

 HIVの感染力は非常に弱く,感染経路は限られる。

 ・感染者血液の体内流入

  非加熱血液製剤

  麻薬注射の回し打ち

 ・感染者との性器接触を伴う性行為

  精液

  膣分泌液

 ・母子感染

  子宮内・産道内

  授乳

・治療薬
 HIVはリンパ球の細胞と一体化してしまうため,感染した細胞だけを選んで殺すのは現在の医療レベルでは困難である。したがって,エイズの根治療よりもHIVの増殖を押さえ免疫低下を防ぐ方向での研究が多く行われている。

 現在使用できる薬には

   AZT(アジドチミジン)

   ddi(ジデオキシイノシン)

があり,ともにHIVがリンパ球「ヘルパーT細胞」のDNAに潜り込む際,HIVが自らのRNAをDNAに転写することを阻害する作用がある(逆転写酵素阻害剤)。しかし,これらは吐き気や倦怠感,骨髄抑制や膵臓炎など強い副作用があるほか、長期使用すると耐性ができてしまうという問題点がある。

そこで今年5月より,海外ですでに認可されている薬を国内認可前に「拡大治験」というかたちで多数の感染者に提供し,これらの使い回しによって耐性ができることを防ぐことが可能になった。(ddc,d4T(スタブジン)、3Tc(ラミブジン))

 また今回の拡大治験では,HIVが新しい細胞膜を作れないようにする薬(プロテアーゼ阻害剤)も以下の2種が使用可能になった(硫酸インディナビル,リトナビル)。これらを逆転写酵素阻害剤と併用することによって効果が上がるとされている。

 薬による治療のほか,免疫を下げないためには栄養を取ること,ストレスや疲労を溜めないこと,風邪に気をつけることなども重要である。逆に言うならば,感染者と行動するときには風邪などの感染症をうつさないよう十分配慮しなければならない。

ただ豆知識なんだけどエイズにかからない人もいるんだってね!これは欧米人の一部の人に限定されるんだけどさっ。昔ヨーロッパでペストが大流行した際にDNAが突然変異を起こした事が原因らしいよ。

Recent Entries

  1. エイズ